わが北海道開発局では金融機関である北洋銀行さんと連携協力協定を結んでいて、お互いに連携協力しながら地域活性化に寄与することになっています。
この度、稚内開発建設部管内において『地域で活躍される方の声』と題して、様々な方々に対談形式で地域の話題を掘り起こしてみよう、ということを企画したのですが、その第一弾を北洋銀行の稚内支店長今野徳幸さんにお願いしました。
我々は公共事業はインフラという観点から地域を見て回りますが、地域の金融機関からはこの宗谷管内がまた違った角度から見られていて興味深い対談でした。
興味深かったことは、私はこの稚内にサハリンからロシア人が多く来ていると思っていたのですが、実はウラジオストックからも結構多く来ているのだそう。
で、そうしたロシア人はドル紙幣を持っているのですが、稚内では両替ができる場所が少なくて買い物に困っているのだそう。地域の受け皿としては両替ができるお店を増やすとかドルでも買い物ができる店を増やすなどといった対応があるのではないか、というお話。
両替は昔は銀行でなくては行けなかったのですが、今は少額で一定の金額以下であれば普通の店でも両替商ができるのだそう。こういうことを地域で協力して受け皿になると良いのに、という情報。金融機関らしい情報ですし、地域のおもてなしの足らざる部分を教えてもらいました。
もっとも今はロシアからのカニの密猟が厳しく制限されたことがあって、稚内に来るロシア人が減っているので、これも地域経済にとっては打撃です。
将来のビジネスの芽をしっかり育てて、地域経済に貢献していただきたいものです。
私自身、この手の対談は大好きなので今後もいろいろな方との対談を企画してアップしていきたいと思います。
宗谷地域を様々な角度から多面的に切り出してみましょう。
対談はこちら↓
稚内開建のホームページより