北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

せいぜい「なんちゃって」で十分じゃないですか

2018-06-06 22:59:40 | Weblog

 あるネットの記事に、「幸福の4要素」という記述がありました。

『大金持ちになるより重要な"幸福の4要素"  http://president.jp/articles/-/25309

 曰く、ローラ・ナッシュとハワード・スティーブンソンの調査結果で、幸福の測定基準には以下の4つの要素が必須であることが明らかになった、というのです。

 その4要素とは、

1.幸福感 人生から喜びと満足感を得ていること
2.達成感 何らかの業績でほかに抜きんでていること
3.存在意義 身近な人びとに、ポジティブな影響を及ぼしていること
4.育成 自分の価値観や業績によって、誰かの未来の成功を助けていること

 で、これらを「ビッグ・フォー」(幸福の4要素)と呼ぶ。

 ナッシュとスティーブンソンはまた、これらビッグ・フォーにつながる行動も提示した。

1.幸福感=楽しむ
2.達成感=目標を達成する
3.存在意義=他者の役に立つ
4.育成=伝える

 これらはどれも大切で、このどれかを得るために、他をないがしろにすべきではないと言います。

 わが身に照らすとどうでしょう?

 「何かを楽しむ」というのには、「何でも楽しいと思えば楽しい」という考え方もありますが、主体的な趣味などを楽しもうと思えば、一定の修練が必要になります。

 何かの一番になろうと思うとこれはまた大変ですが、そこまで大変な思いをすることはありません。しかし、一定程度以上の水準にならないと楽しめないのもまた事実です。

 私などは「なんちゃって蕎麦打ち」だし「なんちゃって釣り師」だし、「なんちゃってキャンパー」で、どれも一流の人たちから見たら「まだまだですね(笑)」と笑われるくらいのレベルです。

 それでも、蕎麦打ちはとりあえず美味しいそば粉を見つけて美味しいそばを食べられる、くらいの腕にはなっているし、釣りは、妻を連れて釣れそうな川へ入って、そこそこ魚に遊んでもらえるくらいにはなった。海へ行けば一応一匹くらいは食べる魚が釣れるようになりました。

 その程度でもう十分だし、そんな風に「他の人を頼らずに自分だけで楽しめるくらいになる」というのが2番の達成のレベルなのではないか、と思っています。

 3番のポジティブな影響を与えるというのは、せいぜい機嫌を良くしていて、一緒にいていやな思いをさせないくらいで良いのではないか、と思いますし、4番の伝えるという事は、せいぜい誰が読んでいるかわからないけれど、ブログでも書いていようか、と思うくらい。

 もちろん、仕事や人生上の試練で、「ここだけは死に物狂いでやらねばならぬ」という瞬間もあるでしょうけれど、自分が幸せでいようと思えば、まあ歯を食いしばって必死な思いでやり続けなくても、半分は心の持ちよう一つでそれに近づけそうです。

 ただ一つだけ。どれも「自分から主体的にその方向に向かわないといけない」というのは共通のようです。

 誰かに助けてもらって始めても、できるだけ独立できるようにそこだけは頑張ると良い。

 そうやって顧みると、これまでいろいろと教えてくれた人生の師匠たちに感謝なのです。

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