東京在住の大学時代の友人が週末に札幌へ来るというので、同級生で一杯やろうということになりました。
在札の友人たちに声をかけると全部で6人になり、なんとなく私が幹事をすることに。
お店を決めて、時間と場所を私以外の5人に連絡したのですが、なかなか了解の連絡が来ない仲間がいます。
やり取りが一番早いのは、facebook仲間の2人の友人で、メッセージ機能で情報を送るとすぐに「了解、楽しみにしています」という連絡が来ました。
逆になかなか返事が来ないのが、パソコンメールで連絡した友人。この方はfacebookに登録していないうえに、パソコンメールをそもそもあまり開かないと言います。
次が携帯のメールでやり取りしている友人。携帯メールならすぐに気が付きそうなものですが、考えてみると私も「未読」のメールが100通ほどあって、新しいメールに気が付かないことがあります。
はがきや手紙しかなかった時代のクラス会の幹事って大変な苦労をしたのだろうな、と思いますが、電子ツールが発達しても、そのツール自体が多様なためにどれで連絡すべきかに迷うという、おかしな悩みが発生しています。
そういえば先日、「会議に遅れます」という連絡を携帯電話番号でやりとりするショートメッセージ機能(SMS)で送ってきた知人がいましたが、連絡が携帯に届いたのは翌日の朝でした。
これでは緊急の連絡にはとても使えません。
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職場である舗装協会では、会員企業に一斉連絡をしたい案件があるときも、メール受信に素早く反応してくれる会社さんもあれば、メールには反応の良くない会社もあって、未だにFAX併用で連絡をしているのが実態です。
そもそもパソコンのメールでは、「いたずらメールが多すぎて読む気にならない」と言う人もいます。かくいう私も、その手の無駄なメールには閉口している一人。
便利な時代でありながら、その便利を全員が共有できていない不便がある、という現実は解決しないものか。そういう不満に、新しいサービスやビジネスチャンスがありそうなものですが。