美唄市で講演をしてきました。
依頼があったのは、モラロジー研究所という倫理道徳に関する研究を行ってそれに基づいた社会教育活動を行っている団体です。
"モラロジー"というのは、モラル(道徳)に「学」を表す"logy"をつけたもので、「道徳科学」という意味です。
現在は公益団体法人として、全国に約46,000人の会員がいて500カ所の地方事務所があって、地域の中で勉強会や講演会を行って、道徳感を養う活動を続けています。
今回は私と、東京から来られた俣野先生の二人で講演会を行いました。
俣野先生のレジメには、モラロジー研究とは何を目的にしているか、というようなことが書かれていました。
曰く
「モラロジーの目的は、人間としてより良い生き方と、住みよい社会の実現を目指し明るい未来を拓く原動力となること」
「モラロジーの推奨する道徳は、行いはもちろんですが、それ以上にそのもととなる心づかいを重視します」
「よい心づかいと行いができるためには、より質の高い道徳『最高道徳』の理解と実行によって個人の道徳性『品性』を高めていくことが大切です」
今日は私も掛川市と榛村さんの唱えた生涯学習について紹介し、また私が榛村さんから影響を受けて私自身が変わったお話をしました。
ある方からは「このレジメはすばらしいですね」と言われましたが、「それは私が私淑した榛村さんのやり方を真似ているものです」と言うと、「ほう」と感心していました。
またある方からは、「人の熱は人に熱として伝わるんですね」と言われました。まさに人の熱は人を介してしか伝わらないように思います。
俣野先生のお話も、心に染みる話を通じて心が洗われるような思いがしました。
品性、品格、道徳とは何か。今日はいろいろと思いを深める時間となりました。
たまにはこういう時間が必要ですね。