山本兼一さんの『千両花嫁 とびきり屋見立て帖』を読みました。 千両花嫁―とびきり屋見立て帖
価格:¥ 1,700(税込)
発売日:2008-05
時は幕末、京で三本の指にかぞえられる名代の茶道具商からふね屋善右衛門の愛娘ゆずは、
結納金千両と引き換えに、真之介とかけおちをした。
真之介が立ち上げた道具屋とびきり屋を主な舞台に、その時代を動かしていった人々をゲストにして
様々な見立てをしていきます。
波瀾に富んだ時代の庶民のしたたかな生き様を、少しでも感じることができて面白かったです。
時の流れに乗れた者、時代に置いていかれた者、色んな人々が日々を一生懸命生きていたんだろうなと
色々と想像して楽しめました。