大崎梢さんの『天才探偵Sen2 オルゴール屋敷の罠』を読みました。天才探偵sen 2 (2) (ポプラポケット文庫 63-2)
価格:¥ 599(税込)
発売日:2008-07
千たちの通うさつき小学校から歩いてたっぷり二十分。
隣町との境目にある大邸宅は、鉄格子の高い塀に囲まれ、中を見たものがいず、
彼らの間では長い間謎の存在だった。
その屋敷に二週間前に引っ越してきた転校生・横道麻美。
彼女の住む家と同じ敷地内に、もう一軒、古い家があり現在は空き家であるにもかかわらず、
夜になると、オルゴールの音が聴こえてくるという。
その家の元の持ち主、亡くなったひいおばあちゃんは、オルゴールの有名なコレクターだったらしく、
今でもその古い家の中にいっぱい残っているという。
初めは謎解きに気乗りのしなかった千だったが、万希先生がからんできてから、
がぜんやる気になってきた(笑)
オルゴールに関するミステリでは、太田忠司さんの『維納オルゴールの謎』がとても面白いのですが、
こちらも様々な仕掛けやからくりが面白く、香奈や信太郎も前回より動くようになって、
千だけが活躍したような前回よりも楽しくなっています。
また、怪しい大人たちも暗躍し、ますます謎は深まっていきます。
果たして、千たちは事件を解決し被害を食い止めることができるのか?
まずは、読んでみてください。