こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

天地明察

2010-08-06 00:00:00 | 未分類
冲方丁さん『天地明察』を読みました。

渋川春海は、本来の名を安井算哲と言い、将軍様の前で‘‘御城碁’’を打てる碁打ち衆として
登城を許された四家のうちの一つ安井家の者であった。

ただ春海は、碁よりも算術に熱心で、幾らやっても飽きる事はなかった。

そんな春海は、老中酒井忠清に見出され、北海道を除いた日本各地の北極出地の
観測の一人に抜擢される。
しかしそれは、春海が後になすこととなる仕事のきっかけに過ぎなかった。

綺羅星のような様々な才能に支えられて、一生をかけて成し遂げられた偉業。
読んでいると、宇宙の広がりさえ感じられるような気がします。

コメント
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