こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『ときぐすり』畠中恵

2013-11-07 19:59:28 | 本と雑誌
神田町名主の跡取り息子、高橋麻之助は、妻に先立たれ、傷心と放心の中にあった。

あれから一年、父親が麻之助は今、少しは忙しくした方がいいと揉め事の裁定を多く回してくるようになった。

怪しげな薬を売る医者。
縁談から逃げ出した親友で悪友で幼なじみの八木清十郎が残した走り書き。
もう一人の幼なじみ、堅物の相馬吉五郎に言い寄る、両国詰めの盛り場にある三軒の菓子屋の娘たち。
瀬戸物問屋、小西屋と茶問屋、増田屋の仲違い。
年取ってから友となった吉五郎の謎の行動が気になる高利貸しの丸三。
盗賊に赤子の時分に拾われ、飯炊きをしていたという滝助。

父から回されるばかりでなく、様々な揉め事が麻之助の元にやってくる。

まるでこのタイトルは、麻之助のためにあるようなものではないかと思ったのは、私だけではないはず。
本来の意味も滝助が思ったものも違うのですが、麻之助の傷心も、時が治してくれると思いたいです。
麻之助の身の周りなのか、新たな出会いがあるのかは分かりませんが、幸せになってもらいたいです。
ときぐすりときぐすり
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2013-05-29


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ときぐすり

2013-11-07 00:00:00 | 未分類
畠中恵さん『ときぐすり』を読みました。

神田町名主の跡取り息子、高橋麻之助は、妻に先立たれ、傷心と放心の中にあった。

あれから一年、父親が麻之助は今、少しは忙しくした方がいいと揉め事の裁定を多く回してくるようになった。

怪しげな薬を売る医者。
縁談から逃げ出した親友で悪友で幼なじみの八木清十郎が残した走り書き。
もう一人の幼なじみ、堅物の相馬吉五郎に言い寄る、両国詰めの盛り場にある三軒の菓子屋の娘たち。
瀬戸物問屋、小西屋と茶問屋、増田屋の仲違い。
年取ってから友となった吉五郎の謎の行動が気になる高利貸しの丸三。
盗賊に赤子の時分に拾われ、飯炊きをしていたという滝助。

父から回されるばかりでなく、様々な揉め事が麻之助の元にやってくる。

まるでこのタイトルは、麻之助のためにあるようなものではないかと思ったのは、私だけではないはず。
本来の意味も滝助が思ったものも違うのですが、麻之助の傷心も、時が治してくれると思いたいです。
麻之助の身の周りなのか、新たな出会いがあるのかは分かりませんが、幸せになってもらいたいです。

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