こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『100%月世界少年』スティーヴン・タニー

2016-03-15 19:41:51 | 読書感想
2000年後の未来。
月でウルザタリジンという新たなエネルギー資源が発見されたため、人類は月を人工大気でおおい、都市を建設した。

そんな月で生まれ育った少年、ヒエロニムス・レクサフィンは、月で特有の先天異常・完全月世界凶眼症を持っている。
第四の原色と呼ばれるその眼の色は、人間を一時的な精神異常に陥らせ激しい幻覚に襲わせるなど、心に大きなダメージを追わせるため、特製のゴーグルの着用を一生涯義務づけられ、月以外の天体、特に地球への渡航を厳しく禁じられている。
その少年少女は、一般社会から100%月世界少年/少女と呼ばれている。

そんなヒエロニムスは、ある日、地球から来たという美少女に一目惚れをし、彼女から眼を見せるようせがまれて、ついに瞳を見せてしまう。
初めは逃げ回ろうとしていたヒエロニムスだったが、100%月世界少女で幼なじみでもあるスリュー・メムリングなどのクラスメイトと共に、こんなにも制約を受ける理由を調べるため、月の裏側にある史上最大の紙の本の図書館に向かうことにした。

うわー、面白いけど500ページ以上あって、まだ続くんですか?
いや、ストーリー的に見てもこの長さが妥当ですし、圧縮したらあらすじだけの無味乾燥したつまらないものになると分かるんですけど、本が厚いので、この一冊で終わると思い込んでいたものですから。

でも、いいところで切りますよね。
うわー、これからどうなるんだろうと思わせといて、続く、ですからねー。
もちろん、続きも読みますとも。
翻訳の茂木さん、楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。
コメント
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