こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『時間線をのぼろう』ロバート・シルヴァーバーグ

2017-08-04 19:29:25 | 読書感想
コネによってマッタシーン判事つき三等書記官として八日間勤めたものの、忍耐力の限界から、荷物をまとめてアンダー・ニューオリンズにやって来た24歳の青年・ジャド・エリオット。
2059年の春だった。

ジャドに時間局の時間観光ガイドの仕事を世話して、二間のアパートの一間に住まわせてくれたのは、黒人の同業者サム。

様々な先輩に出会い、善悪ひっくるめて多くの事を学んだジャドだったが、ビザンティウムにのぼる旅で、自分の遠いご先祖にあたるプルケリアに恋をしてしまった。

本気の恋をしてしまったのが大・大・大・・・・・大おばあ様というのも悲劇ですし、タイムツアー客の引き起こしたとんでもないパラドックスを収拾して回らなければならなくなったのも、災難でしたね。

シルヴァーバーグさんご自身も、年表を作らないと混乱してしまいそうなほどややこしく、私もつじつまが合っているのかの見当もつきません。

結末はともかく、面白いタイムトラベルストーリーなのは間違いありません。
コメント
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