こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『わたしの本当の子どもたち』ジョー・ウォルトン

2018-06-17 19:44:17 | 読書感想
パトリシアが若い頃にマークとの関係をどうしたかによって、彼女の人生ばかりか世界情勢が違ってきた。

私がパトリシアなら、そして逆に傍観者としての自分なら、どう決断するか、またして欲しいか。
自己犠牲は美しいように見えて偽善的でもありますし、何より幸福になりたいと思うのが当然の事です。
しかし、そのために多くの人々を犠牲にするのは、かなり辛い事でもあります。
ウォルトンさんは、とても難しい問題を提議してくださったものです。

話はそれますが、この話を解説者はバタフライ効果と表現しましたが、日本人なら「風が吹けば桶屋が儲かる」でしょ?と思ってしまったのですが、意味違いましたっけ?微妙なところかもしれませんが。

何にしろ、並行世界ものの中でも特に面白いものの一つなのは確かです。
コメント
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