9月23日の、サイエンスカフェのあとで借りてきた本です。
あれ?分かるかも?面白い?
翻訳者の青木さんがあとがきで仰っていましたが、私も出だしで「これは、自然科学に携わる方々は、むっとなさるだろうなあ」と思っていましたが、あにはからんや、訳者ご自身がムッとなさっていて笑ってしまいました。
どういうところなのかは、ぜひ、読んでいただくとして。
この本はなるべく平易な文章で書かれていますので、とても読みやすいです。
また、数学の歴史がざっと描かれてもいますので、そういう方向で楽しむのもいいかもしれません。
それに、この定理の証明の一助になった「谷山₌志村予想」について、イギリス人の著者がきちんと日本人の名を正式名称として取り上げて下さっている事と、歴史上の女性科学者をちゃんと評価なさっているところが素晴らしいと思いました。
もう少し早く、気後れせずに手に取っていれば良かったと思うのと同時に、読むきっかけを下さった司書さんと、そこに導いてくださった今回のイベントと企画なさったスタッフの皆様に感謝しています。
ありがとうございます。楽しかったです。