舞台は、文化大革命時代の中国。
理論物理学者の葉哲泰が、文革の名の下に興奮した軍人によって殺害された。
その後、哲泰の娘で天体物理学者の葉文潔も罠にはめられ、国家機密とされている場所で閉ざされた生活をおくらなくてはならなくなった。
それから四十数年後、ナノマテリアル開発者の汪ミャオ、もしくはビョウは、警官の史強から数人の物理学者が立て続けに自殺している事を聞かされる。
どうやらそれは「三体」というネットゲームも関わっているらしい。
汪もある人物から「三体」を渡され、その奇妙な世界を体験するのだが・・・。
まさか文化大革命の話から、こういうSF世界に話が広がっていくとは思いもしませんでした。
広大な大風呂敷ですね。
今後、上下巻で続くのですが、まるっきり物理学など分からない私が、どこまでついて行けるのやら。
不安と期待が交錯する中で、次回に続く(時期は未定)