こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

うたかたエマノン

2013-11-27 00:00:00 | 未分類
梶尾真治さん『うたかたエマノン』を読みました。

カリブ海のアンティル諸島にあるマルティニーク島。
以前、この島を訪れた時の記憶を失っているエマノンは、その謎を探りに再訪した。

当時、エマノンに会っていたという女性から、ペレー山に登ったということを聞き、土地の子ジャンを案内に、エマノンの絵を描きたい一心のゴーギャンとゴーギャンを不審に思うラフカディオ・ハーンを連れ、山に詳しいというギョーム爺さんの元へ向かったのだが・・・。

今回は、ジャン少年を主人公にした大冒険でしたね。
そして、それぞれがエマノンに再会できたのかは、読者の心の中に・・・なのでしょう。

また「耳なし芳一」が、そうつながるとは思いませんでした。
エマノンの絵はないまでも、小泉八雲記念館には行きたくなりました。

切なくも面白い物語でした。

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