高田郁さんの『八朔の雪 みをつくし料理帖』を読みました。
上方生まれで天涯孤独の身の上である澪は、
神田御台所町の「つる屋」種市に店を任された。
しかし、大阪と江戸の味の違いに試行錯誤の毎日で、
なかなか江戸の人々の味覚に合うものが作れなかった。
やがて、上方の良さを残しつつ、江戸の人々にも食べてもらえる品々を作れるようになってくると、
それを妬んだ名料理屋「登龍桜」が妨害をしかけてくるようになる。
「雲外蒼天」の人生を歩む澪と、それをさりげなく助ける周囲の人々との人間模様が温かい、
素敵な物語です。
巻末付録として「澪の料理帖」があるのも、気がきいています。
上方生まれで天涯孤独の身の上である澪は、
神田御台所町の「つる屋」種市に店を任された。
しかし、大阪と江戸の味の違いに試行錯誤の毎日で、
なかなか江戸の人々の味覚に合うものが作れなかった。
やがて、上方の良さを残しつつ、江戸の人々にも食べてもらえる品々を作れるようになってくると、
それを妬んだ名料理屋「登龍桜」が妨害をしかけてくるようになる。
「雲外蒼天」の人生を歩む澪と、それをさりげなく助ける周囲の人々との人間模様が温かい、
素敵な物語です。
巻末付録として「澪の料理帖」があるのも、気がきいています。