こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

天才までの距離

2010-05-09 00:00:00 | 未分類
門井慶喜さん『天才までの距離』を読みました。

京都の四年制大学に美術史の准教授として務める佐々木は、美術品の真贋を味覚で見分ける天才、
神永美有を半年前から避けている。

それは、佐々木が芸術鑑賞において、自分の直感よりも神永の審美眼に依存し始めたからだった。

これが色で味が違うというのなら、共感覚か?と思うところですが、美術品の真贋というのだから
違うのでしょう。でも、作者には、そういう意図もあるのかもしれないと思いつつ読み進めました。

私が美術品に不案内なせいもあって、この物語での美術品の真贋についての説得力が足りませんでした。
この前に「天才たちの値段」と言う咲く本があるらしいので、まず、そちらを読んでみます。

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