どーなつ

北野勇作さんの『どーなつ』を読みました。

幼い頃、父親に連れられていったデパートの、乗り物やゲーム。
半径五キロメートル足らずで内部が観測不可能な円形の土地。
作業機械の代わりに神経モジュールを自分の後頭部にぶち込んで使用する使用する人工知熊。
アメフラシをニューロコンピュータとして育て、火星に雨を降らせようとした田宮麻美。
研究者として爆心地に入ったが、記憶を失った作業員。

異星人とは何なのか？火星に未来を託すことができるのか？
記憶が入り混じった不思議な感覚の、懐かしくて寂しい物語です。