魔神航路

仁木英之さんの『魔神航路 肩乗りテューポーンと英雄船』を読みました。

高校卒業後、半年振りに故郷で旧友たちと集まり、望の船で海へ出た信之。
それが、ある事故によってギリシャ神話の世界に転移してしまう。
しかも信之は、ゼウスと渡り合ったこともある魔神テューポーンと融合してしまった。
仲間たちはどうなったのか、元の世界へと戻ることができるのか。

ギリシャ神話は少ししか知らないので、魔神テューポーンは初耳でした。
でも、知っている有名な神々や英雄が続々出てきて、しかも彼らと話ができるというのは、
少しうらやましい部分もあり、その部分も楽しめるところではあります。

問題は、物語がこの一冊では終わらないことで、これもシリーズ物になってしまうのかと、
頭を抱えています。
希望としては、３巻以内で終わる事でしょうか。
それはともかく、どうかゼウスの野望が潰えて、健史の心の闇が晴れますように。