こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

ゼロ年代SFベスト集成<S>ぼくの、マシン

2010-12-22 00:00:00 | 未分類
大森望さん編集によるアンソロジー集『ゼロ年代ベスト集成<S>ぼくの、マシン』を読みました。

このアンソロジー集の中では、文字通りヒロインが大風呂敷で宇宙へ飛び出すという
「大風呂敷と蜘蛛の糸」がベストに思えました。

あとは、ファーストコンタクトものの「幸せになる箱庭」超能力者もの(?)の
「鉄仮面をめぐる論議」クローンものの「五人姉妹」が気に入っています。

他も、好きなものはあるのですが、定義が難しいですね。

食事前・中・後に読むべきでないのは、「嘔吐した宇宙飛行士」ですね(^^;)

SFファンなら、既読の作品が多いでしょうが、未読のものがあれば、おすすめします。

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NOVA2

2010-12-21 00:00:00 | 未分類
大森望さん責任編集によるSFアンソロジー集『NOVA2』を読みました。

今回も、バラエティに富んだSF作品が揃っています。

中でも私が一番気に入っているのは、東浩紀さんの「クリュセの魚」
十一歳の少年と十六歳の少女の出会いと恋を描いた作品です。

次に好きなのは小路幸也さんの「レンズマンの子供」と法月綸太郎さんの「バベルの牢獄」
前者は、廃工場で見つけたレンズによって、子供の世界が一変する話。後者は、不思議な脱獄小説です。

他にも、恩田陸さん、田辺青蛙さん、新城カズマさん、津原泰水さんの著作が、私の好みでした。

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Happy Birthday

2010-12-20 00:00:00 | 未分類
今日は、草上仁さんのお誕生日です。
おめでとうございます。
新たな一年が、実り多き年になりますように。

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優しい煉獄

2010-12-18 00:00:00 | 未分類
森岡浩之さん『優しい煉獄』を読みました。

生物学的に死を迎えた人々が、生前の記憶を仮想人格として保ち、
電子的な夢を共有するフィールドがあった。
いわゆる死後の世界である。

朽網康雄は、その中でも昭和60年のフィールドで、私立探偵を営んでいた。
犯罪がほとんど無い平和な世界で、人捜しが主だが、犯罪にも抜け道があって・・・。

5年前に買っておきながら、読むのが今頃になってしまいました。
森岡さん、ごめんなさい。

これおから、この世界がどう変わっていくのか、続編(もう出ていますし、買っていますが)を
読むのが楽しみです。

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若様組まいる

2010-12-17 00:00:00 | 未分類
畠中恵さん『若様組まいる』を読みました。

時代は、明治になって20年になる頃。
世が世ならば二千万石の旗本の若殿様であるはずの長瀬健吾は、同じ境遇にある友人たちと共に、
巡査になる決意をした。

試験には全員合格したものの、若様たち以外の合格者には、官軍側・町人
・徳川家と共に静岡に移った元幕臣と、立場の違いから同じ学び舎にいても、
反目し合う者もおり、なかなか不穏である。
ちなみに、若様たちは、明治政府に出仕した元幕臣という立場だ。

また教師にも、幕臣側に厳しい者もいて、先が思いやられる状況である。

小競り合いから大きな事件、恋愛沙汰まで、様々な出来事や心配事が発生し、
その度ごとに、全員の結束が固まっていきます。

最初は、どうなることかと思っていましたが、彼らは、これから先も第一期生として、
より良い関係を築いていけるように感じられました。

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