うたかたエマノン

梶尾真治さんの『うたかたエマノン』を読みました。

カリブ海のアンティル諸島にあるマルティニーク島。
以前、この島を訪れた時の記憶を失っているエマノンは、その謎を探りに再訪した。

当時、エマノンに会っていたという女性から、ペレー山に登ったということを聞き、土地の子ジャンを案内に、エマノンの絵を描きたい一心のゴーギャンとゴーギャンを不審に思うラフカディオ・ハーンを連れ、山に詳しいというギョーム爺さんの元へ向かったのだが・・・。

今回は、ジャン少年を主人公にした大冒険でしたね。
そして、それぞれがエマノンに再会できたのかは、読者の心の中に・・・なのでしょう。

また「耳なし芳一」が、そうつながるとは思いませんでした。
エマノンの絵はないまでも、小泉八雲記念館には行きたくなりました。

切なくも面白い物語でした。

『食堂つばめ２ 明日へのピクニック』矢崎存美

生死の境にある街に存在する食堂つばめ。
そこでは死に向かっている人に、もう一度生き返ってもらおうと、ノエさんがそれぞれに食べたいと思うものを作ってくれます。

ひき肉とジャガイモで作る、つゆだくの肉じゃが？
長いマカロニを使った熱々のマカロニグラタン。
揚げたてでしょう油のしみたかき餅。

やはり、美味しいものを美味しいと思えなくなる死後の世界は寂しいですね。
そして、生きたいと思える人生を歩みたいです。
時には、苦しすぎる人生もありますけど。

食堂つばめ 2 明日へのピクニック (ハルキ文庫) 価格：￥ 609（税込） 発売日：2013-11-15

食堂つばめ２ 明日へのピクニック

矢崎存美さんの『食堂つばめ２ 明日へのピクニック』を読みました。

生死の境にある街に存在する食堂つばめ。
そこでは死に向かっている人に、もう一度生き返ってもらおうと、ノエさんがそれぞれに食べたいと思うものを作ってくれます。

ひき肉とジャガイモで作る、つゆだくの肉じゃが？
長いマカロニを使った熱々のマカロニグラタン。
揚げたてでしょう油のしみたかき餅。

やはり、美味しいものを美味しいと思えなくなる死後の世界は寂しいですね。
そして、生きたいと思える人生を歩みたいです。
時には、苦しすぎる人生もありますけど。

『ミニスカ宇宙海賊１０二隻の白鳥号』笹本祐一

オデットＩＩ世は、超光速ブースター使用のため、宇宙船の登録カテゴリをＩＩからＩに変更しなくてはならなくなった。
そのための手続きも、自分達でやるようにとの教頭のお達しがあったのだ。

部員で書類を作成しているうちに、ブースターのデータを調べるためオデットＩＩ世とブースターをドッキングしたのだが、ドッキングしたことでオデットＩＩ世の隠しファイルからロックが外れたものが見つかった。

そんな中、ＯＧのジェニーが、独立戦争の歴史を調べるために学院にある戦争遺跡を調査にやってきた。
ヨット部員がそれを手伝っている最中に、オデットＩＩ世に瓜二つの宇宙船が現れ、それを追ううちに船ごと１２０年前の独立戦争末期たう星系最前線にタイムスリップしてしまったのだ。

初めはひたすら調べものばかりで宇宙に出ないのかと思ったのですが、出てからは手に汗握る大冒険でしたね。
普通、タイムパラドックスを起こさないために行動を控えるのがタイムスリップの原則みたいなものですが、茉莉香たちが行動しないと歴史が変わってしまうとは！
武器を持たない彼女たちが、どう行動し、どう行動しなかったのか。
面白い頭脳戦でした。

ミニスカ宇宙海賊10 二隻の白鳥号 (朝日ノベルズ) 価格：￥ 1,050（税込） 発売日：2013-06-20

ミニスカ宇宙海賊１０二隻の白鳥号

笹本祐一さんの『ミニスカ宇宙海賊１０二隻の白鳥号』を読みました。

オデットＩＩ世は、超光速ブースター使用のため、宇宙船の登録カテゴリをＩＩからＩに変更しなくてはならなくなった。
そのための手続きも、自分達でやるようにとの教頭のお達しがあったのだ。

部員で書類を作成しているうちに、ブースターのデータを調べるためオデットＩＩ世とブースターをドッキングしたのだが、ドッキングしたことでオデットＩＩ世の隠しファイルからロックが外れたものが見つかった。

そんな中、ＯＧのジェニーが、独立戦争の歴史を調べるために学院にある戦争遺跡を調査にやってきた。
ヨット部員がそれを手伝っている最中に、オデットＩＩ世に瓜二つの宇宙船が現れ、それを追ううちに船ごと１２０年前の独立戦争末期たう星系最前線にタイムスリップしてしまったのだ。

初めはひたすら調べものばかりで宇宙に出ないのかと思ったのですが、出てからは手に汗握る大冒険でしたね。
普通、タイムパラドックスを起こさないために行動を控えるのがタイムスリップの原則みたいなものですが、茉莉香たちが行動しないと歴史が変わってしまうとは！
武器を持たない彼女たちが、どう行動し、どう行動しなかったのか。
面白い頭脳戦でした。