牧薩次・キリコ夫妻が北関東のとある町に移り住み、キリコが高齢出産を果たすまでに起きた事件を描いています。
住み込みでキリコを手伝う中学生の美弥の読むミステリは、私にはあまりにもおなじみのものばかりで、ニマニマしながら読み進めました。
また、助産師の息子が書いたものらしいミステリの原稿の謎など、様々な仕掛けも張り巡らされ、とても楽しめました。
サービス満点ですね、辻真先さん♪
戯作・誕生殺人事件 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2013-09-20 |
牧薩次・キリコ夫妻が北関東のとある町に移り住み、キリコが高齢出産を果たすまでに起きた事件を描いています。
住み込みでキリコを手伝う中学生の美弥の読むミステリは、私にはあまりにもおなじみのものばかりで、ニマニマしながら読み進めました。
また、助産師の息子が書いたものらしいミステリの原稿の謎など、様々な仕掛けも張り巡らされ、とても楽しめました。
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ミクラは、研究者の論文を代わりに書き上げるという代書屋を始めたばかり。
先輩代書屋トキトーさんに、この稼業にひきこまれたのだ。
そもそも、この稼業が成り立つのは、通称[出すか出されるか法]のおかげ。
悪名高いこの法律によると、三年以内に一定水準の論文を発表できない研究者は、退職せねばならないという。
ミクラは、トキトーさんから仕事を回してもらっては、何とかこなしていき、同時に報われない片思いに身を焦がすという状態を繰り返します。
アカラさまという、ミクラの妄想の中の神様は面白いのですが、とうていご利益があるとは思えません。
というより、この神様が私の思うような存在ならば、一か八かアカラさまの前髪をつかんでみるというのはどうでしょうか?
運気が上がりそうな気もするのですが。
まあ、ミクラの優柔不断さが一番の問題なんですけどね。
代書屋ミクラ 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2013-09-19 |
高機能自閉症もしくはアスペルガー症候群という障がいを持った妻と結婚した夫の話です。
正確には、それは結婚後8年して分かったようです。
妻は人の表情が読めず、空気が読めず、人の言葉の真意を察することができないため、対人関係に、かなり苦労してきたそうです。
夫も、こういう妻の不安による怒りなどに困っていらっしゃるようで。
他にも、色んな作業を並行してできないとか、妻に関しては数字に弱いため、電話番号をメモしてもどこか間違っているとか、どんなに集中してもあるようです。
なまじ、言語能力に秀でているため、周りの人々の理解を得るのがむずかしいようです。
ここまで、「妻」「夫」という表現をしてきたのは、何となくその方があとがきを読んで驚かれるんじゃないかと思ったからです。
「奥さん」「ご主人」でも大丈夫だとは思うのですが。
それはともかく、私もコミュニケーション能力が低いと思っているのですが、努力が足りないだけかも。がんばらなくちゃ。
僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活 (新潮文庫) 価格:¥ 515(税込) 発売日:2008-06-30 |