今回のぶたぶたさんは、獣医さん。
ビビリ猫モカや、ほったらかしのために飼い主にさえなつかないチワワのチョコ、そして地域猫だったトラの診察をすることになります。
トラはともかく、モカやチョコは本人たちの事情で往診になってしまうのですが、どちらもぶたぶた先生には心を許してしまいます。
あとがきにもあるように、モカの話では、モデルになったピノンちゃんへの矢崎さんの深い愛情を感じます。
チョコについては、少しずつ主人公に心を許していく過程がうれしいですね。そして、主人公の成長も。
トラは、もしかしたら今の飼い主の世話を焼いているつもりなのかも、と思えてきます。
どれも、心温まる物語でした。
ぶたぶたのお医者さん (光文社文庫) 価格:¥ 504(税込) 発売日:2014-01-09 |