文字通り、ホックさんが書いてきたホームズ・パスティーシュを十二篇収録したアンソロジー集です。
オープニングの「いちばん危険な人物」で、有名な人物のたくらみを排除して読者を喜ばせてくれます。
そのあとの作品は、年代順に並べられ、とても分かりやすくなっています。
個人的に気に入っているのは、ドジスンさんが出てくる「クリスマスの依頼人」と、ホームズの登場人物が出てくる「モントリオールの醜聞」です。
ミーハーでしょうか?(笑)
ラストの「瀕死の客船」も面白いですし、‘‘語られざる事件’’のあれこれも楽しいですよね。
とてもよかったです。
エドワード・D・ホックのシャーロック・ホームズ・ストーリーズ 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2012-06-21 |