付き人と黒猫の出会いは、ゼミ仲間の杏奈のお茶会に誘われた日だった。
そう、今回は付き人と黒猫の学生時代までさかのぼります。
出会いからして、付き人は、危険な目に遭って黒猫に助けられるというドラマティックな経験をしています。
さらに、別の短編では、命まで危険にさらして。
でも、一番面白いと思ったのは、安藤教授の親友が美酒に殺されたという「最後の一壜」
教授の疑念を、黒猫の推理が鮮やかに晴らしてくれるという、爽やかな物語でした。
こんな風に二人は学び、というか黒猫が付き人を指導し、関係を深めていったのですね。
黒猫の刹那あるいは卒論指導 (ハヤカワ文庫JA) 価格:¥ 735(税込) 発売日:2013-11-07 |