作家・水守響呼は、左目で異界の住人たちを見ることができる。
そんな響呼には、妖怪の隠れ里から来たひなぎくという少女が、姉のようになついている。
住んでいるのは、風早の街に古くからある竜宮ホテル。
クリスマスシーズンに、響呼とひなぎくは、やはり古くからあるホテル風早でのクリスマスパーティーに参加することになった。
締め切りにかまけて申し込んだことを忘れていたパーティーに、二人は間に合うのか?
この世界でも悲しみや苦しみはありますが、多くの善意の人々が、それを包み込むように癒してくれます。
特に、ラストの誰も知らない子どもたちの物語には、胸を打たれます。
心温まる物語でした。
魔法の夜: 竜宮ホテル (徳間文庫) 価格:¥ 641(税込) 発売日:2013-12-06 |