生涯忘れない体験をしたのが東日本大震災です。家の瓦は落ち、部屋はメチャクチャ、水も出ないし、電気も来ない、コンビニに行くと何もない、遠くのスーパーで売っていると聞くと並んで買う、その内ガソリンが無くなり出かけることもできない。娘が米沢からポリ容器に水を入れて運んでくれ、又、食料も運んでくれた。井戸水でトイレは使えました。監督の教え子が米沢でガソリンスタンドを経営して、その方に助けられ米沢に行くことができました。原発事故で当時米沢もグランドが使えず、伊達市の東の方は避難勧告が出され、陸上どころではない大変な毎日でした。春合宿は鶴岡のグランドが許可になり何とか出来たものの、その後落ち着くまでが大変でした。家の瓦が修理できたのは半年後、その1年後又宮城県沖地震(震度5強)で再び瓦が落ち修理、壁のひび割れ修理、家具も使えるものが少なくなってきた頃、更に相馬沖地震で3度目の屋根の瓦が落ち、諦めは最高潮でした。大抵のことに負けないので今があります。この13年は災害との勝負をしながらの陸上競技でした。合宿の地である相馬は避難勧告の出た地でしたが、2年後に解除になり、現在は放射線も低く関東と変わりません。今回も又お世話になります。震災事故から13年、今、安心できる幸せをつくづく感じます。助けて欲しいと思うより、何とかしなきゃ、と考える方が生きて行くためには必要な気がします。
3日連続の風が強い日です。冷たい風で庭に咲く牡丹の花1本が折れてしまいました。ほぼ主になるボタンは背丈が1m以上で花が大きいので風が強いと花が重いので折れてしまいます。半数の若い牡丹はまだ蕾が付いた程度です。大きい方は風に弱いので手入れに時間がかかります。1年かけて手入れしても2週間で終わりです。定年後に何をするかをアンケート取ると趣味の音楽や書道、絵画、釣り、旅行、登山、ゲートボール等のスポーツ、が挙げられますが、一番が園芸や野菜作りと言われています。その中でも土いじりは野菜作り派と盆栽や花つくりに分かれるとのことです。野菜作りの人に聞くと収穫時が楽しくてやめられないとの事です。盆栽作りはまだしも花つくりは何がいいのか、花が終わる時の虚しさを考えると今も私に答えはありません。只、短い期間ですが綺麗に咲く花を見る為かも知れません。タンポポを見ても嬉しくなる。花が好きなだけだと思います。陸上を教えるのも陸上が好きだから、陸上で身につける事が私に多かったからからかも知れません。仕事ならやらないでしょう。部員が向上して良い思いをして喜ぶ姿が見たい、花を咲かせたいと同じなのかも知れません。
大晦日になりました。テレビを見ていたらこの時間になりました。紅白は最近は見た事がありません。今日は【ざわつく】を見て笑っています。今年の九里陸上は活躍できた年でした。エースが順調に伸びて仲間を引っ張り全体が向上できた年でした。陸上は個人競技でも全体の雰囲気で良くも悪くもなる。全員が真面目で一生懸命に取り組んだ成果の表れであると思います。(朱に交われば赤くなる)コロナで取り組みに不利がある中、それだからこそ頑張る部員達でした。中学より大きく伸びた3年生の力を見せつけられました。インターハイの1600リレー、5000m競歩、110H、400H、そして最優秀選手と男子総合3位。3年生の皆さん活躍有難う御座いました。現在1、2年生もそれを継承しています。来年も頑張りたいと思います。多くの方々の今年1年の応援有難うございました。皆様良い年をお迎え下さい。