青空の広がる福島を出て、米沢に入ると雪降りでした。連日最低気温が-5℃以下の米沢です。今日の最高気温は1℃とか、帰り道の風雪はすざましく、時折見られる稲光と雷は日本海側の風物詩かもしれません。このまま降り続いたら、明日の朝はどうなるのだろうと心配してしまいます。そんな中で、体育館での練習は内容が厳しいだけに辛い練習でしたが、部員は頑張りました。練習せずに強くなる方法はありません。サーキットのセット毎に倒れている部員に励ましの声をかけ(部員同士も)全員最後まで無事クリアーしました。終わった後の笑顔は100万ドルの笑顔です。やれた、「自信、満足感」が次へのステップに繋がります。今、やらなければならない練習。部員達は少しづつ理解しているようです。明日は体力的には少し楽な練習になると思います。
昨日は成人の日でした。二十歳になって何が変るかといえば「何もない」と言うのが殆んどの人です。後ろめたさなく、「酒が飲め、タバコが吸え、そして、選挙権がある」位でしょう。人生の節目とは個人により違いますが、自分を振り返れば、「就職、結婚、子供の誕生、停年、孫の誕生、・・・」が生活環境を変えて自分が少しずつ変っていった気がします。14歳から一貫して変らないのが陸上競技に対する思いです。中学での福島市大会で走り幅跳びに優勝したのが切っ掛けでした。一度だけ退部を考えたつまずきはありましたが、(高校1年の秋、進学するなら陸上をやめなさいとの担任の指導もあり)陸上部の恩師から「やめるなら俺を殺してやめろ」夢を奪うつもりか、の一言で続けてきた陸上競技でした。大学時代で競技はほぼ終了したものの、現在まで何らかの形で陸上競技とともに歩んできました。自分としたら出場するだけのインターハイでしたが、優勝者2名を出し、入賞者は数十名。陸上競技を指導できた環境に感謝しています。卒業生の皆さん、彼方達にとって陸上競技とは何ですか?。「大切なもの」「大切なものであった事」は共通していますね。勝つ事に努力した多くの日々でしたが、そのプロセス(過程)にこそ本物があった事を大切にしましょう。今日も九里陸上で本物を教えてきます。