興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

美味しいコーヒーの店

2014-09-07 | 美酒・美味探訪

おとといは、久しぶりに明治神宮前(原宿)から、表参道、青山のほうに行ってきました。

各国語で書かれたごみ箱。(上)

以前はなかったように思うのですが、ここ原宿にも外国人観光客が増えてきたということなのでしょうね。

 

 



 

写真は、高級スーパー紀ノ国屋の入っているビル。

斬新なデザインです。

 

 

 



ここがこの日の目的、南青山の蔦珈琲店です。

 ‘コーヒーの美味しい店’として以前雑誌で紹介され、機会があれば一度行ってみようと思っていたのです。

 

 


 

店の前の看板。

「コーヒー700円」とあります。
ブラジルだのコロンビアだのと、あれこれ種類は無いようです。

 

 




小ぢんまりした店内は、こげ茶色の壁を基調にした落ち着いた雰囲気でした。
バックにクラシック音楽が流れ、大きなガラス窓の外には庭が見えます。

ここは六十代と思しきご主人が、一人で切り盛りしているお店でした。

「古い計りですねえ」
と、しばらくして目の前の「手動計り」のことを言うと、少しとっつきにくそうだったご主人、それをきっかけにいろいろと話を聞かせてくれました。

メニューに「コーヒー」しかないのは、あれこれ豆をおいても、それぞれを最高に美味しい状態で客に供することができないからなのだそうです。
(コーヒー豆は焙煎して三日が美味しさの限度で、あとは劣化するばかりであるとのこと)

事実ここの「コーヒー」、マイルドで香りが高く、とても美味しいコーヒーでした。
わたしはミルクも砂糖も入れずに飲めるコーヒーが好きなのですが、蔦珈琲店の「コーヒー」はまさにそんなコーヒーでした。

また是非訪れようと思います。


ここで「余白の独楽吟」。
 たのしみは旨き珈琲を淹れてくれるよき亭主の店に出会いしとき