今年も食卓にタケノコご飯が登場。
タケノコは今、走りというよりすでに旬。スーパーにもずいぶん並んでいる。
わたしは「炊き込みご飯」が大好きだ。
一口に炊き込みご飯といっても、さまざまなものがあるが、そのどれも好き。中でもタケノコご飯は ‘好き’ の最上位ランクに位置する。
わが家のタケノコご飯も、タケノコが主役とすればご飯は準主役。そこにシイタケ、あぶらげ、鶏肉、銀杏、紅生姜(自家製)という、多彩な旨みと食感の演技派助演陣が脇をかためている。
豪華キャストではないか。
さらにスタッフには醤油、少々の酒、最上級の出汁昆布と、才能豊かな面々がそろい、腕を振るっている。
タケノコご飯はまさに、食卓に繰り広げられる 「ご飯系美味」 の総合舞台芸術なのだ。(ちょっと大げさか)
だからわたしは炊き込みご飯となると、いつも食べ過ぎてしまう。この時季、体重もぐんと跳ね上がる。
でもそれは、美味しさの代償であるとあきらめよう。
5月には、こんどはグリンピースの炊き込みご飯が登場する。