昨年12月初旬に家内が漬けたたくあんが、食べごろになってきた。
ダイコンの品種は三太郎。わが家の菜園で育ててきた。
このところ三、四日に一本ずつ、樽からあげている。そのたびにどんどん旨みが増しているのが分かる。
発酵が進んでいるのだ。
とくに樽からの上げたて、切りたて美味しい。
干して、漬けるときは白かったダイコンが、糠と塩とザラメで漬け込むと、ほぼ一カ月で、ここまで黄金色に色づいてきている。
微生物の力で発酵が進むと、素材の分解が進み、アミノ酸や酵素が増え、それで美味しくなるのだそうだ。
消化、吸収もしやすくなるので、腸を患っている人にもいいと聞いたことがある。
味噌や納豆などの発酵食品も、味が良いだけでなく体にいいのは同じ理由であるようだ。
わが家では、残ったたくあんは細かく切って、醤油で煮る。これがまた美味しくて、おかず、つまみの格好の一品になる。