prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「9 <ナイン> ~9番目の奇妙な人形~」

2010年05月28日 | 映画
人間が滅びた世界で、9体の人形が世界を支配しているマシンと戦うって話だけれど、なんで世界が滅んだのかとか作り主が人形にこめたものは何なのかといった世界観が案外平凡で、なんだそんなことかと思わせる。

マシンに生命を吸い取られて抜け殻になる人形が不気味。三谷幸喜がエッセイで文楽の人形が「死ぬ」と、生きている人間が死んだふりをしているのと違って、本当に命がないモノになってしまう、と書いていたが、それに近い感じ。

人形の造型自体はいいのだけれど、基本的な形にあまりバラエティがないのはどんなものか。
(☆☆☆)


本ホームページ


9 <ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ - goo 映画