prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ロブスター」

2017年04月23日 | 映画
男女が集団見合いみたいに集められて、パートナーを見つけられない者は動物に変えられてしまうという設定に惹かれて見ることにしたのだが、どうもこの設定がうまく生かされているとは思えない。

早い話、動物に変えられるところが画として示されているわけではなく、見せてしまったら丸っきり昔のB級怪奇SFになってしまうだろうが、代わりに何があるかというとスタイリッシュな、というよりはっきりスカしたと言った方がよさそうな映像とやりとりが二時間続くわけで、改造されてしまう恐怖とか場合によっては気持ちよさとかまで踏み込まないのがいかにも物足りない。

私は貝になりたいならぬロブスターになりたいと言っていた主人公が本当にロブスターになったらどうなのかとか描いたらバカバカしいけれど、そういうバカバカしさを避ける方に腐心して終わってしまった感。

車の中のアングルから一続きのワンカットで動物を殺すのを無造作に見せるオープニングは好調で期待したのだが、そのあとが続かなかった。
(☆☆★★★)

ロブスター 公式ホームページ

ロブスター|映画情報のぴあ映画生活

映画『ロブスター』 - シネマトゥデイ


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4月22日(土)のつぶやき

2017年04月23日 | Weblog