インドのとんでもない大きさや物騒な連中がたむろしているあたりの怖さ、子供が走り続けるロケシーンで素晴らしい映像センスを見せる。
青年期から「スラムドッグ・アンド・ミリオネラ」からぐっと成長したデーヴ・パテールが「奇跡がくれた数式」に続き好演。
インド青年が自然に大学で白人の恋人ができるあたり、当時のオーストラリアが他民族主義をとっていた影響もあるかと思える。
養親になるニコール・キッドマンの長台詞で説明する貧しいインド少年を引き取った理由が、善意には違いないが意外と屈折した理由なのが興味深い。
後半、グーグルアースを使ってどういうルートでカルカッタ(現コルカタ)に行き着いたのか割り出すのは何事もスピードアップした時代にふさわしいけれど、多少あっけない感じはする。
(☆☆☆★★★)
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