JFKその人とのなれそめは極端に抑えられむしろ弟のロバートとの関わりが描かれるのが、後に暗殺されることをこちらは知っていて見るので、自然と死んだ人間が生きている弟にだぶってくる感じになる。
ジョン・ハートの老け方がちょっとどきりとするくらいで、亡くなったあとで見ることになったので普通の相談相手のようでそれ以上の抽象的存在であることがわかってくるのに結果として貢献している。
ファーストレディという存在自体がもともと私生活のあり方自体が夫である大統領ひいては政権の姿勢みたいに見られる微妙な位置にいるので、非常にメディアに出るイメージを神経質にコントロールしようとしている姿が描かれる。
だからジャーナリストの取材でここは書くのかどうするのか、駆け引きしながらやりとりしているのが独特の緊張感を持ってくる。
(☆☆☆★)
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