prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」

2017年04月12日 | 映画
左右対称だったり正面からのアングルが多かったり、全体にスタイリッシュな画作りが多く、グリッサンドを多用したミカ・レヴィの音楽が印象的で、画面をなぞらず立派な額装をしている感じ。

JFKその人とのなれそめは極端に抑えられむしろ弟のロバートとの関わりが描かれるのが、後に暗殺されることをこちらは知っていて見るので、自然と死んだ人間が生きている弟にだぶってくる感じになる。

ジョン・ハートの老け方がちょっとどきりとするくらいで、亡くなったあとで見ることになったので普通の相談相手のようでそれ以上の抽象的存在であることがわかってくるのに結果として貢献している。

ファーストレディという存在自体がもともと私生活のあり方自体が夫である大統領ひいては政権の姿勢みたいに見られる微妙な位置にいるので、非常にメディアに出るイメージを神経質にコントロールしようとしている姿が描かれる。

だからジャーナリストの取材でここは書くのかどうするのか、駆け引きしながらやりとりしているのが独特の緊張感を持ってくる。
(☆☆☆★)

ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命 公式ホームページ

映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 - シネマトゥデイ

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4月11日(火)のつぶやき

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