宿敵と戦って勝敗が一応ついても、また別の設定で現れては戦い、決して完全決着がついてバットマン世界から消え去ることはないわけで、要するに有名で敵役として商業価値のあるキャラクターはひっこめられないという事情によるのだけれど、そこを敵役と主役の、あるいはそれ以上にキャラクターの存在価値論にもっていったのが上手いところ。
この自分の存在価値は何があるのかという問いを立てたところでドラマは普遍性を持ったし、仲間との連帯という発展と結末のつけ方も他にありえないけれど、説教くさくならない。
文字通りおもちゃ箱をぶちまけたようにあまり知られていないキャラクターや、他の作品のキャラクターが垣根を超えて大量に集結しているのにびっくり。権利関係どうやってクリアしたのだろう。レゴのキャラクターは別勘定なのだろうか。まことににぎやかだし、にぎやかさ自体がモチーフとも結びついている。
(☆☆☆★★★)
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