prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ラプチャー 破裂」

2020年07月20日 | 映画
蜘蛛嫌いの主婦が突然何者かに拉致され縛られて監禁されて、顔に蜘蛛を乗せられて恐怖に悶絶する、それを繰り返すうちに主婦の身体に奇怪な異変が起きて、という解説の筋が面白そうなので見てみたのだが、なんとそれで話は全部。

拉致したのが何者で、何が狙いでそういう実験をしたのか、異変が起きたのはCGで変な顔になるからわかるけれど、それがどういう性格のもので何を狙っているのかさっぱりわからない。
わからないから怖いとか何かを想像させるというものでもなくて、単にちゃんと考えないで作ってるのではないかとしか思えない。

オープニングのアメリカの郊外の閑静な住宅街のカットで電信柱が映っているのが違和感があって狙ってそうしたのかと思ったが、買い被りだったみたい。

ノオミ・ラパスとかピーター・ストーメアといった一応名のある役者が出ていて、なんですか、この体たらくはという感じ。