prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ランボー ラスト・ブラッド」

2020年07月03日 | 映画
一作目を除いて全部外国で大暴れしていたランボーだが、今回は故郷を地獄に変えて敵を誘き寄せて戦う。
どうやって敵を誘き寄せたのかはっきりしないが、ランボーがはっきり名乗りをあげて誘うところを見せて欲しかった。

故郷のはずの牧場をベトナムでゲリラがトンネルを掘りブービートラップを仕掛けるあたり、ベトナムと「古き良き」アメリカのどっちがランボーの故郷になったのかわからない。

撮影がブルガリアやスペインでも行われたのはエンドタイトルでわかるし、何とかロフ、何とかコバといった東欧系の人名がずらりと並ぶ。

政治的要素を抑えぎみにして、アメリカを代表して戦うといった趣の二~四作目より個人的な事情に納めた感。
使う武器もやたらと強力なものではなく、代わりに手作り感を強調している。