「呪怨」方式に日本の監督・プロデューサーで日本を舞台にして、出演者は西洋人という作り方。
奥菜恵が怨霊役というのも「呪怨」を引きずってる。
主演のレイチェル・テイラーはオーストラリアのタスマニア、ジョシュア・ジャクソンはカナダのバンクーバーと共にアメリカ生まれではない。
ジョシュアはどこかで見た顔だと思ったら、テレビの「フリンジ」の主演。
レイチェル・テイラーはクリステン・スチュワート系の美人なのがお楽しみ。
製作が2008年とすでにデジタルカメラに完全に移行しても現像定着やポラロイドなどアナログ写真が前面に出ている。
実際、デジタル化と共に心霊写真はずいぶん減ったそうだが(カメラに小さな穴が空いていてピンホールカメラ式にフィルムに感光したのが幽霊に見えたことが多いらしい)、アナログの方が幽霊のぼうっとしたムードは出るものね。
怨霊が祟る理由というのがわかる終盤である人物像がひっくり返るのだが、それまでその人物に感情移入させていたのとちょっと齟齬がある。