1995年製作。映画.comの記事だと三池崇史監督のデビュー作ということになっているが、ビデオ作品では「ボディガード牙」ほかすでに何本も撮っているし、劇場公開作に絞っても「第三の極道」はたしか松竹セントラルで見た覚えがある。まあ、三池監督でそういう区別にこだわってもはじまらないが。
キャリア最初期の作品だが、遠慮のない描写がすでに見られる。
まだ中国人が日本社会で日陰者的な存在でいた時期であることがわかる。今でもそういう人はいるのだろうが、椎名桔平が日本名を名のる中国人である屈折は今では違う描き方になるだろう。