prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「永遠の831」

2022年04月12日 | 映画
怒りにかられると時間が止まったように感じられる、のではなく本当に時間を一時的に止めてしまえる能力を持つ少年が、それを利用してテロを行おうとする組織とそのリーダーの妹と絡む。

831って何かと思ったら、8月31日つまり夏休み最後の日のこと。
813だったらアルセーヌ⋅ルパン(三世ではない方)、731だったら細菌部隊だが、別に関係はない。ただ、こういう風に数字にすることで象徴的でものものしくはなる。
永遠の夏休みを過ごしたいという願望とその不可能性の象徴か。

時間を止めるとは凄い能力なのだが、大風呂敷を広げるとウソくさいし、あまり小さい話にしても物足りない。難しいところ。
新聞配達というかなり古めかしい印象の仕事をしながら(外国人がもっといていいのではないか)、テロが現実になる近未来と近過去とが微妙に混ざった世界観。

しかし今の日本アニメの女の子キャラクター、妹的に可愛らしすぎるの多すぎないか。