マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

有田での一日 その1

2006年04月01日 | お出かけ
一週間ほど前に奈良に住む高校時代の友人からメールが届きました。
「4月1日に実家に帰るけれど、一緒に帰ってお花見しない?」
そんな内容のメールに躊躇しながらも「OK」しました。

有田に住む同じく高校時代の友人にメールすると
「1日は予定がなくて家にいるから、一日付き合うよ」との返事。
さてさて・・・・4月1日は女三人のプチ同窓会と決まりました。

奈良に住む友人も早朝家を出て、私も8時半には有田に着いた。
2年以上空き家である実家の雨戸や窓を開けると
実家は深呼吸しながら、よみがえっていくようでした。

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少し実家を片付けて
母が有田にいた時仲良くしていた
母の友人たちの叔母さま十数人のところに
ささやかな手みやげを持ってご挨拶に行きました。
そして母の近況を知らせる。
母の友人たちは一同に、元気でいる母を喜んでくれました。
私にとっても懐かしい母の友人ばかりです。

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午前中写真を撮りたくて
有田川のほとりや実家のまわりを散策しました。
有田川に面した雄大な土地に
みかん畑が延々と広がっています。
有田の桜は五分咲きと聞いていたけれど
ここはもうこんなに満開でした。

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昔よく母と歩いた桜並木や花の里公園へ行きました。
ここでは花ござを敷いて
朝からもうお花見の陣地取りが始まっています。
桜にはぼんぼりがよく似合う。
夜にはこのぼんぼりに灯りが点り、夜桜の下で宴会なのかしら?

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奈良に住む友人と有田に住む友人が
お昼には実家に来てくれてランチに行きました。
このログハウス風のお店は
小学校時代の同級生のお兄さまが経営されているお店。
ちょっとカッコいい男子生徒でした。

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780円でこんな素朴なお弁当が食べられて
おまけにコーヒーまでついているではないですか。
おふくろの味的なお弁当に、とってもほのぼの感じました。

おしゃべり好きの私は黙っていません。
マスター(お兄さま)にきっちり自分をPRします。

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「Y君、お元気ですか?私Y君の同級生で○○の娘です」

おやおや今度は実家の名前でPR。
マスターは私を覚えてくれていて「ああ、懐かしい」・・と。

Y君はとても元気で、明日マスターと会うとのこと。
そこでもきっちり私は自分をPRです。

「私が来たって言ってくださいね。元気だとも言ってくださいね」

マスターの好意で、コーヒーのおかわりもさせて頂いて
三人で午後のひととき、このお店でおしゃべりさせて頂きました。

今度は高校時代の1年上のカッコいい男子だった先輩が
国道沿いでコンビニを始めたとの情報を
地元にいる友人より奈良に住む友人がどこからかゲットして
三人でそれ行け、突撃隊をしました。
1人では絶対に出来ないことでも3人寄ると何でも出来る。

「いるかな?」「いないかな?」
恐る恐るお店を覗くと「もしかしたらあの人がU君?」
「まさか、あんなに太ってなかったよね」
「でも私たちも太ってしまったから、それありかも?」

お店へ入って、店長らしき人に三人は名前を名乗ると
その少し太った人が昔カッコいい先輩のU君でした。

ここでは舞い上がって、私はすっかり写真撮影を忘れています。
ああ・・・このコンビニの写真をここにアップした~い!!
U君は控え室に案内してくれて、コーヒーを入れてくれました。
すぐに打ち解けて、そこには学生服を来たU君と
セーラー服を着た私たちがいるようでした。

私が憧れていたF君はU君と親友でした。
F君の消息を聞くと、元気にやっているようでした。
「お会いしたいわ」というと・・・彼は全然変わってないようですが
「昔のきれいなイメージでおいておく方がいいよ」と言われました。
「それもそうね」・・・とU君を見て思いました。
U君もこんなに太って、すっかり中年の叔父さまだものね。

コンビニで少しお買い物をすると
「悪いね。気を遣ってくれて」とU君。
「また遊びに来るわね」と私たち。

帰りの車の中では風船が割れたような爆笑。
きっと今頃U君はくしゃみの連発でしょう。
懐かしい先輩に会えたこと、ちょっと嬉しくて
昔、そのU君を好きだった友人に早速自慢のメールをしたりして。
私も相当なミーハーです。

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夕食は居酒屋さんへ。
焼き鳥や一品料理を注文して、ここでも散々盛り上がる。
近況を知らせあい、歩んで来たそれぞれの人生を語り
これからの私たちの「未来予想図」を描く。
そしてこれからはたくさんの友人にも再会して
楽しい時間を共有しようと。

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奈良の友人のご両親は実家に健在です。
「父や母も会いたがっているから、今夜はうちで泊まって」
そんな嬉しいことを言ってくれる。

有田に住む友人が
「うちの主人が会いたがっているから、今夜はうちで泊まって」
またまた嬉しいお誘いです。

時計を見れば10時前。
「これだと12時には家に着くから、やっぱり今日は大阪に帰るわ」
母のいない実家に一人で寝るのもやるせない。

と言って友人の好意に甘えるのもご家族に気遣いするし
盛り上がって、沸点の時に「バイバイ!」するのも
また次の再会が楽しみになるからいいのだと・・・。
有田を後にしました。

分刻みに楽しいことが満載の一日でした。
誘ってくれた奈良の友人、迎えてくれた有田の友人に感謝しながら
春の一日が終わりました。





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