マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

小川軒のレーズンウィッチ

2006年04月09日 | 贈りもの2005年~2010年
嬉しい宅配便が届きました。
今日は午後のひととき、まったりとしたティータイムを過ごしました。

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3月28日のブログに
「デパ地下でめっけもん」というエントリを書きました。
私の週に3度は行くデパートの地下に
「諸国銘菓」というコーナーが出来て嬉しいとの記事です。

そのコーナーには全国の銘菓が並んでいるのですが
私は紹介の都道府県を抜粋して載せました。

関東の紹介では東京と神奈川と埼玉の銘菓を紹介しました。
神奈川なら「小川軒のレーズンウィッチ」と。

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その記事を読んだWebの友人が
「小川軒のレーズンウィッチ」を宅配便してくださいました。
とても驚きました。
そして温かいお心遣いに胸キュンになりました。

小川軒とは初代小川鉄五郎さんが明治38年に
東京・夕留に開店した洋風レストランだそうです。
明治から大正にかけての小川軒の料理は
シチュー、コロッケ、ビフテキ、煮込みカツなどだったそうです。

昭和に入って次男が家業を継ぎ、初代鉄五郎さんの「舶来洋食」から
本格的な西洋料理屋へ目指していきます。
また日本料理、中国料理に興味をもち応用できるものは積極的にとり入れ
特に日本料理の懐石料理には大きな影響を受け
今の「小川軒の季節の小皿料理」という形となったそうです。

小川軒には尾崎士郎、藤原義江はじめたくさんの著名人や
ジョン・レノン、寅さんこと渥美清など色々なお客様がみえたとか。

そして将来のレストラン業を見据えて
早くから物販業である洋菓子に力をいれ
フランスの郷土菓子からヒントを得て「レーズンウイッチ」を作った。
これは二代目の機知にとんだ才能を物語る名品となったようです。
けれど「レーズンウィッチ」は発案してから製品となるまで
15年以上時がかかったそうです。

二代目亡き後、息子三人が後を継ぎ
長男は代官山でレストラン、次男は目黒で洋菓子
三男は御茶ノ水でレストラン、親戚が鎌倉で洋菓子を営業販売しています。

大阪のデパ地下に入っている神奈川県・鎌倉の銘菓「レーズンウィッチ」は
親戚のお店のもののようです。

本家の小川軒は、汐留から新橋、そして現在は代官山で
三代目長男がレストランを経営されているようです。

Webの友人は東京・目黒区にお住まいです。
この小川軒の「レーズンウィッチ」は
三代目である次男のお店で買って送ってくれたものです。
そしてメッセージカードには
奥様からの温かいメッセージが綴られていました。

お味はスライスアーモンドと香ばしいサブレクッキーの間に、
甘くない生クリームととてもジューシーなレーズンがたっぷり入っています。
北海道の銘菓、六花亭のマルセイバターサンドによく似ていますが
六花亭のバターサンドよりもクッキーにさっくり感があります。
ふんわりとした軽い口当たりが紅茶にはよく合います。

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今日は小川軒のレーズンウィッチで
アフタヌーンティーをしました。
カーテン越しに吹く風は優しい春の風。
友人のにこやかな顔を思い浮かべながら頂きました。
こんな時間はやはり幸せなひとときです。



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