マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

有田での一日 その3

2006年04月03日 | お出かけ
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半年ぶりに有田に帰った私を待っていてくれたのは
有田の春でした。
春爛漫がいじけた私をすっぽりと包んでくれました。

有田に帰ると水を得た魚のようになるのが不思議です。
母がここにいる時、家にじっとしていられなくて
自転車に乗って走り回る私はよく母に叱られました。
私を待っている母を気遣いながら、写真を撮りに出かけました。
けれど今はもう実家に帰っても私を叱ってくれる人はいません。

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少し実家を片付けて
カメラを持って母の友人宅へとご挨拶に回わりました。

私が一番最初に行ったのがこの桜並木。
まだ満開じゃないだろうと思って行ったのに、曲がり角を曲がると
満開の桜並木が続いていて、私を喜ばせてくれました。
この桜並木を昔よく母と歩きました。
桜を見上げながら、「きれいね」と言いながら・・・・。

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土曜日は暖かくて、お天気にも恵まれて撮影日和。
少し歩いていくとレッドロビンの生垣の家がありました。
新芽がたくさん出て、まるで燃えるような赤です。
もうすぐ全体が真っ赤になって見事な生垣になるでしょう。
素敵な生垣だと立ち止まって見とれていました。

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これはヒメキンギョソウです。
私の大好きな色です。
母の友人が畑で作っていました。
花言葉は「乱れる恋心」
風にゆれると、しぐさがとても可愛い。
爽やかな春風に吹かれて、どうか乱れる恋心を沈めてください。

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水仙には色々な種類があるのですね。
これは少し小さめの黄水仙。
母の友人の家の玄関に並んで咲いていました。
とっても可愛らしい水仙でした。
黄水仙の花言葉は「片思い」

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この白い水仙は実家の裏の畑に咲いていました。
ここで母は花作りをしていました。
父の仏前に飾る僅かばかりの花を・・・・。
水仙は球根だから、掘り起こさなければ
主がいなくても雨水に生かされて咲くのでしょう。
その逞しさには教えられることが多いです。
白い水仙の花言葉は「うぬぼれ」

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散策が続きます。
他所のお家の庭に咲いていた木瓜の花です。
眩しいくらいの赤は情熱の花のようです。
梅にも桃にも桜にもない個性豊かな色。
花言葉は「妖精の輝き」です。

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ポピーが並んで咲いていました。
パステルカラーが春を演出してくれます。
優しい色ですね。
こんな花束を頂いたら、きっと嬉しいでしょうね。
花言葉は「感謝」

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花の里の公園には大きなミモザの木がありました。
その後ろには桜の園があって
お花見の宴会の陣地取りのシートが敷かれていました。
ミモザの花、大好きです。
春になるとこの木を「幸福の木」だと思ってしまう。
ミモザの花言葉は「秘めた愛」

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桜草は母の友人が丹精こめて鉢植えされていました。
今が満開です。
母はこの花をとても好きで
私は毎年秋になるとプランターに50株植えてやりました。
母は桜草の咲くのを楽しみに冬を越しました。
桜草の花言葉は「神秘な心」

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野原を歩いても嬉しい出合いがあります。
これはオオイヌフグリです。
まるでお星さまのような花だと子どもの頃から思っていました。
田んぼのあぜ道によく咲いていましたね。
花は時が流れても少しも変らずに美しい姿を見せてくれる。

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これはホトケノザです。
茎の周りを円状に巻く葉の姿が
仏像を安置する仏座に似ていることからこの名前がついたとか。
花もとってもひょうきんな顔をしていて大好きです。
野の花って本当に可愛いな。

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つくしもまだありました。
この春大阪市内の公園や植物園でつくしを探したけれど
見つけることが出来ませんでした。
けれど廃線になった有田鉄道の線路脇にこんなにいっぱい。
母が作ってくれたつくしのおひたしの味を思い出しました。

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これはカラスのエンドウです。
人が食べるエンドウより小さくて
ごく小さいスズメノエンドウより大きいので
この名前がつきました。
初夏には小さなエンドウ豆が出来るのですよ。
本当にカラスが食べるのかしら?

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これがエンドウです。
人が食べるエンドウ豆の花です。
野菜の花を常々美しいと思っています。
花の命を実に結ぶからでしょうか?
エンドウの花はスイトピーより好きで魅かれます。

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これはソラマメです。
この花も色合いがきれいでしょう?
藤や桐の花よりきれいだと言ったらブーイングかしら?
価値観の違いだと思ってください。
ソラマメも収穫が楽しみです。

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実家の裏の田んぼは荒れ放題です。
黄色い菜の花が咲いていたのがせめてもの救いです。
この場所から早起きして登る朝陽を撮って
友人に写メールしたこともあったっけ。
懐かしいなぁ・・・・。

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このムスカリは実家の庭に咲いていたもの。
一歩実家に入った時ムスカリが私を出迎えてくれました。
水やりする人がいなくてもこんなに可愛らしく咲いていました。
私は思わずバケツ1杯の水をやりました。
このムスカリが花の時を終わるまで雨乞いしたい。
ムスカリの花言葉「失望」をいつか「希望」に変えられるように。

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これはナズナです。 別名ペンペン草。
「マドンナの夢ギャラリー」の私のHPの
今日のギャラリーは(4月4日)ナズナで更新しました。
ペンペン草や猫じゃらしは子どもの頃から私のそばにいて
ずっと私を見守ってくれていたように思う。
畑や田んぼのあぜ道や原っぱにいつも咲いていました。
懐かしいふるさとの幼なじみのようです。

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午前中のほんの短い時間での写真撮影。
けれどここはやはり私のホームグランドです。
どこよりもしっくりハートに沁みて来る場所です。
ふるさとでいた歳月より大阪で住む方が長くなったのに
未だにこのふるさとを越えることが出来ない大阪。
なぜだろう?

また来よう。
今度は母を日帰りさせてやりたいと、母の友人たちに宣言してきました。

ふるさとの桜は今満開。
思い切って帰省してよかったと・・・。
2日経ってもふるさとから気持ちが離れません。
郷愁の想いで暮らしています。



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