マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

ニューヨーク恋物語 第7章横浜編

2008年07月25日 | ニューヨーク恋物語
「まえがき」


毎日、暑いですね。


岩手の方では地震があったり・・・
全国のどこかで毎日のように哀しい事件があったり、胸が痛みます。


どうか、平和な日本でありますように・・・。


大阪は今日は「天神祭」の本宮です。
船渡御では、100隻の船が行き交い、約5000発の花火が打ち上げられます。


今夜の大川辺りは、週末と重なって、もの凄い人出でしょう。
天神祭が終ると、いよいよ浪速の夏の幕開けです。


みなさんもどうか、お身体ご自愛くださいね。


         


                           


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さて、遅れております「ニューヨーク恋物語」


mixiでは、第7章を一週間早くアップしたのですが
ブログは、お菓子ネタで盛り上がっていて、なかなかアップできず。
週末と、天神さんが重なったので、アップしちゃおう。・・・の勢いで
今日、2つ目のエントリです。


さて、こんなにも暑いのに、今回の「ニューヨーク恋物語」は
この物語の中でも、最も「熱い章」です。
どうもすみません。 m(__)m   (笑)


P1616


いくつかのクライマックスシーンの中のひとつでもあります。
今回は、写真の選択に、考え込みました。


写真1枚で、いろいろに想像できるのが、物語です。
私のセンスと、読者のみなさんのセンスがぴったりの写真だといいのですが・・・・。


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この章が終われば、最終章までの展開は早いです。
早いテンポで、二人の状況が変わっていくので
きっと連載を楽しみにしていただけると思います。


この章は、単なる「官能小説」としてではなく
これまでの「大沢と今日子」の続編として読んでくださると嬉しいです。




上の写真は
1 ワールド・トレード・センター、崩壊の鉄骨の一部
2 ダコタ・アパート(今もオノ ヨーコさん在住)
3 レストラン プラネット・ハリウッド


物語の挿絵の写真は、
「NIGHT Windows ~東京の夜景」のShinshinさんと
過去の「マドンナの夢ギャラリー」の更新写真です。


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ミューヨーク恋物語2008  BGM 愛し君へ(森山直太朗)


         


                           


ニューヨーク恋物語 第7章横浜編


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赤レンガ倉庫からホテルに戻った二人は、ラウンジでお酒を飲んだ。
ランドマークタワーのラウンジからは、港の灯りがきれいに見えた。


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「こうしてあなたとお酒を飲むのも、今夜が最後ね。
 この一週間、本当にありがとう。
 そして今日は、私のためにこんな素敵な一日を・・・・・・」


そこまで言うと、今日子は急に涙がこみ上げて来た。


「バカだな。今日子は本当に、泣き虫なんだから・・・」


大沢が帰国した日にも、今日子は車の中で泣いた。
そして大沢に同じ台詞を言われた。


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「私、一緒にニューヨークに行けなくて、ごめんなさい。」


「わかっている。  いつかその時が来るのを僕は待っている。」


大沢はどんな時でも冷静で、今日子に愛情を押し付けなかった。
それは大沢の愛の深さだった。


「ねぇ・・ ・ ニューヨークの夜景ってきれい?」


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「マンハッタンの夜景を一度今日子に、見せてやりたいと思うよ。
 エンパイア・ステート・ビルから見る夜景は世界一のパノラマで
 南北にのびる道は、まるで地上の天の川のようなんだ。


 ブルックリン橋のたもとに立つと、なぜか横浜のベイブリッジを想う。
 僕には、今日子との 横浜での思い出が多すぎる。」


「私、いつかニューヨークに行っていい?」


「ああ・・・。 僕はニューヨークで君を待っている。」


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ほろ酔い気分で部屋に戻った。
今夜ここで、最後の夜を迎えると思うと、二人は動揺した。
大沢は先にシャワーを浴びた。


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今日子は、部屋の窓から、みなとみらいの夜景を見下ろしていた。
明日の夜には、大沢はいない。
夢のような一週間が、もうすぐ終わろうとしていた。


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大沢が部屋に戻ると、今度は今日子がバスルームに入った。


浴室からは、今日子のシャワーを浴びる音が、かすかに聞こえてくる。
大沢は、胸の高鳴りを覚えた。


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やがて今日子がバスルームから出てきた時のために
大沢は部屋の明かりをすべて消した。


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部屋はいつ今日子が全裸になってもいいように、空調が入れられ
カーテンが開かれた。


ベイブリッジが目の前に広がった。
大沢はじっと今日子を待った。


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「今日子、今夜 最後のお願いがある」


今日子が部屋に戻ると、大沢はぎこちなく言った。


「残りのカメラのメモリで、今日子の写真を撮らせてほしい」


今日子は、初め意味がよくわからなかった。


大沢は、今日子の全裸の写真を撮らせて欲しいというのだ。
いつもなら冗談ではぐらかす今日子だが、今夜は素直に承諾した。


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今日子はバスローブを脱ぐと、大沢の指示にしたがった。
長い黒髪を巻き上げると、髪留めで留めた。


うなじにかかる後れ毛が、今夜は今日子を一層色っぽくさせた。
みなとみらいの夜景と月の光の中で、今日子の裸体は、くっきりと浮かびあがった。


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抜けるような白い肌、小さいけれど、形の整った乳房。
くびれた腰から、下腹部にかけてのなだらかな曲線。


大腿部から足のつま先まで、大沢が愛した今日子の裸体だった。
大沢は無言で、今日子の写真を撮った。
今日子もまた、無言でカメラのフレームを見つめた。


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「ありがとう。 この写真、大切にするよ。」


撮り終わった大沢は、今日子に心から礼を言った。
大沢は窓辺にいる今日子を抱き上げると、ベットに運んだ。


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「ニューヨークに帰ったら、私の写真に、毎晩キスをして」


「わかった。 毎晩キスの嵐だ。 こんなふうにキスの嵐だ。」


そう言うと、大沢は今日子にキスをした。
大沢のキスはいつも優しかった。


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けれど今夜の大沢は、今日子の唇を強く吸ってきた。
別れを惜しむ二人は、今夜はバリアフリーのセックスがしたかった。
そのために、この部屋を予約した。


大沢は今日子の乳房に顔を埋め
まるで赤ん坊のように、繰り返し・・・繰り返し・・・吸ってきた。


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大沢の唇は、乳房から下腹部へと下りて行き、股間で止まった。
大沢は今日子の股間に顔を伏せ、ピンクに息づく花びらに、そっと触れた。


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「今日子・・・ 君は、美しい。 今日子・・・ 君は、素晴らしい。」


大沢の歓喜と感動の台詞は、いつまでも続いた。
大沢は半ばかすれた声で、呪文のように繰り返した。


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今日子は身をよじり、初めは恥じらいをみせていたが
次第に上体をそらし、今にも弾けそうな体を必死で繋ぎとめていた。
今日子の口から発する喘ぎの声は、今夜は、とても切なく大沢の耳に響いた。


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今日子は一刻も早く、大沢と結ばれたいと願った。
けれど大沢は、今日子の体のすべてを 自分の中に記憶しておきたかった。


これから何ヶ月もこの体に触れられぬ切なさに
大沢はもう耐える自信がなかった。


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「今日子・・・ 愛している。 今日子・・・ 愛している。」


「僕はこんなにも今日子を愛している。」


大沢は繰り返し、同じ言葉を耳元でささやきながら、唇を押し当てた。
二人は羞恥の心をかなぐり捨て、ひたすら求めあった。


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「お願い・・・・・ 早く来て・・・」


「大沢君・・・・ 早く来て・・・」


今日子の哀願の声は、次第に大きくなった。
大沢は生々しく息づいている今日子に未練を残しながら
今日子の花びらへ、静かに侵入して行った。


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何度果てかけて、何度とどまり、何度とどまって、果てかけたことか。
二人は歓喜の頂点でさまよい、悶えながら、果てていった。
そして気だるさの中で、抱き合ったまま眠りについた。


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どれくらい時間が経っただろう。
今日子はまどろみの中で、大沢の呼ぶ声を聞いた。


「今日子・・・。 今日子・・・。」


「・・・・  ・・・・ ・・・・」


「今日子・・・。  朝陽が昇り始める。」    

          
今日子は全身をシーツで覆ったまま、大沢の横に立った。
そして窓から外を眺めた。


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みなとみらいの観覧車が、6時の時報を知らせていた。
昇り始めた朝陽を眺めながら、二人は別れの朝を迎えた。


第8章へ 続く・・・


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ミニトマトの収穫

2008年07月25日 | 
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7月14日に、ミニトマトを初収穫して、10日以上が経ちました。
あの時は、10個のトマトを収穫して、とても喜んでいました。


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今日は2度目の収穫です。
この10日の間、夏の太陽に照らされて、真っ赤に熟れてくれました。


水やりの度に、1粒摘まんで口に入れたい衝動に駆られながら
もう少し、もう少しと、じっと我慢の10日間。


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お陰で、ミニトマトは鈴なりに実りました。
ミニトマトを見る度に、私は元気をもらったような気がする。
4株植えたミニトマトに感謝です。


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今日の収穫は50個です。
ホラ、こんなに真っ赤になって、まるでルビーのようです。


よく熟れた分だけ、収穫しました。
あと、3分の1ほどは、もう少し先のお楽しみです。


写真を撮り終えた後、1粒摘まんで口に入れると、甘い、甘い。
初収穫した時よりも甘いです。


太陽の照りつけが激しいほど甘くなるのかな?
ミニトマトはグリーンサラダに、きっと彩りを添えてくれることでしょう。


                 


嬉しくて、今日はご機嫌のマドンナに、応援してくださると嬉しいです。


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