立秋
2017年08月07日 | 花
今日のフォト。 長居植物園。 とにかく暑い。
8月7日は、二十四節気の「立秋」
暦の上では、秋を迎えます。
二十四節気のブログで登場するお馴染み、うちの家の根性木。
小石を敷き詰めた、わずかな隙間から生えて来たもので
私からは、一滴の水も与えられず、雨水だけで生きている
正に根性の極みのヨウシュヤマゴボウ。
7月27日には、直立不動の体制が崩れて、フラフラし始めました。
ヤマちゃん、熱中症か。
風が吹く度に、段々と低くなってきます。
このままではヤマちゃん、交通事故に遭う可能性もあり。
ヤマちゃん、がんばれ!
で、7月28日、とうとうご臨終となりました。
太い幹、トドメはノコギリで伐採しました。
根が張って、引き抜くことはできません。
ゴミ袋いっぱい。 ヤマちゃん、よくがんばったね。
ヤマちゃんがいなくなったら、スッキリ。 でもちょっと寂しい。
ヤマちゃんの処理をしていたら、通りすがりの方に言われました。
「奥さん、この木、毒を持っているって、ご存じでしたか?」と。
「毒を持っていることは知っていたのですが、こんなところから
生えて来たので、不憫で引き抜くことができなかったのです」
と、私は言った。
通りすがりの人は、「知っていたならいいのですが」と言って
立ち去りました。
まさか、ここまで大きくなると、誰が思うでしょう。
自分でも、ヤマちゃんと別れて、ホッとしている。
立秋初候。 「涼風至(すずかぜいたる)」
夏の暑い風から、秋の涼しい風に替わり始める頃。
まぶしく輝いていた太陽も、日射しを和らげ
夜になると鳴き始める虫の声に、何となく秋を感じます。
立秋次候。 「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」
夏の終わりを告げるかのように、ヒグラシが鳴きます。
ヒグラシは、日の出前や日没後によく鳴きます。
終わってしまう夏を 惜しんでいるかのように聞こえます。
ヤマちゃんご臨終から10日。 新芽が出て来ました。
1滴の水も与えられないのに、この逞しさに頭が下がる。
8月7日は、二十四節気の「立秋」
今日から、「暑中お見舞い申し上げます」・・・ではなく
「残暑お見舞い申し上げます」・・・となる。
暑くてもひとつずつ、「小さい秋」を見つけられるようになる。
それもまた、季節の変わり目の楽しみのひとつ。