これは、故郷の川沿いに植えてある桜だ。去年は帰省した時にはもう桜が散ってしまっていて、見ることができなかったのだが、今年はちょうど満開の桜を見ることができた。種類は一般的なソメイヨシノだ。
こちらは、近くにある桜。葉が先に出ていたのでソメイヨシノではない。桜は自家不和合成が強く、同じ遺伝子の花粉では結実しない。ソメイヨシノはある意味みんなクローンのようなものなので、ソメイヨシノの花粉がいくらついても実はならない。でも近くに別の種類の桜があれば、花粉さえもらえばソメイヨシノでも実がなるはずだ。しかし、実がついているのをあまり見たことがないということは、花粉を運んでくれる虫がいなくなったということだろう。現に鳥は見かけたが、桜の蜜を求めてくるような昆虫は見かけなかった。昔は普通の桜でも実が沢山なっているのを見たものだが。(ただし、さくらんぼのように食べられないし、大きくもない。)