ツイッターに、「理系」と「文系」のレッテル貼りに関する投稿があったので、賛同のつもりで、「理系と文系は2元論ではないですね」と、以前のこのブログでの記事「理系と文系」のリンクを貼ってリプライしたところ、思わぬ反論をもらい少し戸惑った。
反論は次の2つだ。
1.二元論でないことは同意ですが、一軸でもないと思いますよ。(s_iwk氏)
2.「学問の種類には、『理系』と『文系』の区分は存在する」という話に賛成しかねます。数学は一般には理系に分類されますが寧ろ文系に近いとさえ考えます。( actuary_math氏)
残念ながら、お二人とも、モデルを使った論理というものについて理解不足だと言わなければならない。モデルとは、ついこの間、本ブログ記事、「書評:論理の方法」に書いたように、「本質的なものだけを強調して抜き出し、あとは捨て去ったもの」である。そして、現実から何を「抽象」して何を「捨象」するのかは、何を論じたいかという目的に応じて、適したものを選ぶことになる。
まず最初の反論に関してだが、「理系と文系」の記事で、主張しようとしたことは、人に「理系」だの「文系」だのというレッテルを貼ろうとする馬鹿らしさなのである。そもそも、人の能力は何軸だといっても、誰もそんなことは分からないだろう。ここで言っているのは、人の能力は2元論では片付けられないことを説明するために、もっとも簡単な1軸のモデルを使っているだけである。わざわざ、誰も何軸あるかもわからないような、多軸モデルを持ちだす必要はないだろう。
次に2番目の反論についてである。これも学問については、そういった区分はあるだろうということで「「文学」や「歴史学」は文系で、「物理学」や「化学」は理系というのは異論のある人はほとんどいないのではないだろうか」と典型的な例をあげている。しかし、これも理系学問と文系学問があることを説明するモデルなのだ。ここで気付かないといけないのは、これらの積集合のようなものがあることは否定されてないということだ。論理学の初歩だと思うのだが。学問に学際的なものがあるのは当然のことだろう。それに、誰も「数学」は理系だなんて一言も書いていない。
いずれにしても、どちらの反論も、「理系と文系」の記事の本質なところをついたものではない。しかし、世の中には、このような例をよく目にする。モデルを使った論理と言うものをもっと学ぶ必要があるのではないだろうか。
(追伸)
・数学は「カモノハシ」と書いたところ、s_iwk 氏より、「分かりませんよ、そんな例え。積集合と言われた方がまだわかる。」とコメントがあった。カモノハシはご存じのとおり、哺乳類に分類されているが、卵生で、爬虫類に近い特徴を持っている。これは、数学の特徴とよく似ているのではないだろうか。分からないのは仕方がないが、こういったことにピンと来るのが教養というものだろうと老婆心ながら忠告申し上げたい。
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反論は次の2つだ。
1.二元論でないことは同意ですが、一軸でもないと思いますよ。(s_iwk氏)
2.「学問の種類には、『理系』と『文系』の区分は存在する」という話に賛成しかねます。数学は一般には理系に分類されますが寧ろ文系に近いとさえ考えます。( actuary_math氏)
残念ながら、お二人とも、モデルを使った論理というものについて理解不足だと言わなければならない。モデルとは、ついこの間、本ブログ記事、「書評:論理の方法」に書いたように、「本質的なものだけを強調して抜き出し、あとは捨て去ったもの」である。そして、現実から何を「抽象」して何を「捨象」するのかは、何を論じたいかという目的に応じて、適したものを選ぶことになる。
まず最初の反論に関してだが、「理系と文系」の記事で、主張しようとしたことは、人に「理系」だの「文系」だのというレッテルを貼ろうとする馬鹿らしさなのである。そもそも、人の能力は何軸だといっても、誰もそんなことは分からないだろう。ここで言っているのは、人の能力は2元論では片付けられないことを説明するために、もっとも簡単な1軸のモデルを使っているだけである。わざわざ、誰も何軸あるかもわからないような、多軸モデルを持ちだす必要はないだろう。
次に2番目の反論についてである。これも学問については、そういった区分はあるだろうということで「「文学」や「歴史学」は文系で、「物理学」や「化学」は理系というのは異論のある人はほとんどいないのではないだろうか」と典型的な例をあげている。しかし、これも理系学問と文系学問があることを説明するモデルなのだ。ここで気付かないといけないのは、これらの積集合のようなものがあることは否定されてないということだ。論理学の初歩だと思うのだが。学問に学際的なものがあるのは当然のことだろう。それに、誰も「数学」は理系だなんて一言も書いていない。
いずれにしても、どちらの反論も、「理系と文系」の記事の本質なところをついたものではない。しかし、世の中には、このような例をよく目にする。モデルを使った論理と言うものをもっと学ぶ必要があるのではないだろうか。
(追伸)
・数学は「カモノハシ」と書いたところ、s_iwk 氏より、「分かりませんよ、そんな例え。積集合と言われた方がまだわかる。」とコメントがあった。カモノハシはご存じのとおり、哺乳類に分類されているが、卵生で、爬虫類に近い特徴を持っている。これは、数学の特徴とよく似ているのではないだろうか。分からないのは仕方がないが、こういったことにピンと来るのが教養というものだろうと老婆心ながら忠告申し上げたい。
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