皆さんは、都市伝説の一つになっているメリーさんの話をしっているだろうか。ある少女が、メリーさんと名付けられた古い西洋人形を捨てると、少女のところに「あたしメリーさん。今〇〇にいるの」という電話が次々にかかって来る。〇〇のところはメリーさんのいる場所が入るのだが、それがだんだん少女のところに近づいてくるという怖い話だ。
主人公は、内原平和(ないばらひろかず)という大学の新入生。東京の大学に通うのだが、そこは第4志望。大事な試験日に高熱を出したために、ここに行く羽目になったようだ。(大学は東京だが、アパートは埼玉)
そんな内原くんのところにメリーさんから電話がかかってくる。そして次第に彼の住む場所に近づいてくるのだ。出刃包丁を持って(怖)。ところが彼の住むアパートもかなりの訳アリ。何しろ隣の部屋には怪しげな宗教の集会が行われており、部屋には地縛霊がおり、おまけに管理人は宇宙人。
メリーさんは、やっと内原くんの部屋についたと思ったら、隣の部屋の怪しい人たちの儀式で異世界に送られてしまう。メリーさんはここで、盗賊やゴブリンなどと闘い、ついには勇者になってしまう。果たしてメリーさんは元の世界に戻れるのか。
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