ここは、旧美祢郡にあった唯一の高校、「美祢高校」。あったと過去形で書いたのは、2013年4月に、旧美祢市にある青陵高校と合併して、美祢青陵高校が誕生したためだ。青陵高校自体も、2007年に大嶺高校と美祢工業高校が合併して生まれたものである。
この校舎も在校生がいなくなると閉鎖されるということなので、合併後の美祢市には、県立高校が1つしかなくなってしまった。この辺りから美祢青陵高校まで通うのは結構大変で、こういったところにも田舎の悲哀を感じる。美祢高校は、自分の母校ではないが、地元にあった高校がなくなるというのは、やはり寂しいものだ。
この道は、昨日の記事にあった秋吉駅から美祢高前を通って、新山口駅の方へ向かう。写っている建物は本来なら店がテナントとして3件くらい入っているはずだ。一番端にケーキ屋ががんばっているようだが、確か残りは空き店舗になっていたと思う。昔は、ここに本屋も入っていたと記憶しているのだが、今は田舎からどんどん本屋が消えている。こういったところもネット書店が繁栄する一因なのかもしれない(鶏と卵の話みたいだが)。