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北総監獄を走る電車~K:(新)3000形

2006-07-05 | 北総監獄
MAKIKYUが現在、不本意ながらも幽閉されている首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)は千葉県の片田舎ですが、その千葉県を走る大手私鉄といえば…東武の支線・野田[Noda]線もありますが、一般的に考えると京成電鉄が思い浮かぶと思います。

そんな身近な所を走っている上に、京成バスを何度も取り上げていながら京成電車は?という方もいらっしゃると思いますので、今日はこの京成電車の最新型車両・(新)3000形を紹介したいと思います。

ちなみに京成電鉄は東京都心の上野を起点に、日本の空の玄関と言われている(らしいですがMAKIKYUはよく分りません)成田空港までの上野線~京成本線をはじめ、都内~千葉方面に幾つかの支線を運行している大手私鉄の1つです。

(新)3000形はVVVFインバーター制御(IGBT)を採用したステンレス製の通勤車両で、近年の車両にしては珍しくボルスタ(揺れ枕)付きの台車を使用しているのが特徴です。

結構なペースで投入され、旧型車両を次々と置き換えていますが、何故か6両編成ばかりが増備(現在十数本?)され、それに対して8両編成が1本しか導入されていないので、京成線内の普通でばかり走っている印象があります。

これは(新)3000形の性能が普通用に向いているからなのかもしれませんが、その為か現在は基本的に8両編成しか乗り入れない京急線内で、この車両を見かけるとMAKIKYUは違和感を感じます。

車内は一般的なロングシートの座席が並んでいますが、この車両の登場前に随分試行錯誤を繰り返し、3300形の一部車両は試行座席見本市の様な状況(この車両は現在は系列某社で活躍)でしたが、その甲斐もあってか座席は比較的詰め物が少ないものの、そこそこの座り心地です。
(軟質系の詰め物は、硬質系とは対照的に座席を薄めにした方が良い様です)

また成田空港から京成を利用する外国人は大半がスカイライナーに乗車し、この車両には余り乗らないと見込んでか、英語放送は必要ないと考えている様で、自動放送装置の設置も見送られていますが、系列会社でも英語放送はないものの自動放送導入車両が走っている以上、この点は改善願いたいとMAKIKYUは感じます。
(最近はICレコーダーが設置され、英語放送のみ自動放送を流す場合もあります)

この車両は京成も相当気に入っている様で、自社に留まらず系列会社にまで新京成のN800形など同等の車両が導入されており、今後も増殖しそうな感じです。

系列会社や乗り入れ先各社の標準車両にして、保守面での合理化によってコストダウンに努めて頂くのは構わないと思いますが、会社によっては乗車した際、車両番号を見ないと親会社の車両と識別できない車両を走らせている会社もありますので、塗装だけでなく内装位は各社のオリジナリティが欲しいと思うのはMAKIKYUだけでしょうか?

追記:この車両は06年12月のダイヤ改正以降、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る、余りに高額な運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)にも乗り入れる様になりましたので、記事タイトルとカテゴリーを変更いたしました。
なお記事の内容自体は、赤字の追記部分を除き従来通りです。